遺教経「遺教経(ゆいぎょうきょう)」釈迦がなくなる間際に残した訓えの内の六つ ・心を摂ること。 人の心ほど気まぐれで恐ろしいものはない。 心をよく制御して放逸に流れる事を固く戒める事。 ・食を節すること。 食物、飲み物は一種の薬である。美味なる物を 追い求める事や、大量に摂取する事は 健康を害するもとである。 ・恥を知ること。 人として世に迷惑をかける事、人格に問うて 恥ずかしいことをしてはならぬ。 ・堪忍すること。 世の中は辛い事が多い。 それをじっと我慢するものが大成する。 ・独処すること。 人は一人静かに座し、書を読み、沈思黙考しなければ ならぬ。 ・口を守ること。 人は口を開くと人の悪口を言いやすくなる。 沈黙は金。言葉を慎め。 良寛さんが日常の規範とし、これを守っていたそうです。 |